化獣退治 

第1話『バケモノ』 

作者:人鳥ガム

俺は、いつも考えている。

この世の、自分以外の人間が

全て、バケモノなんじゃないのかって。

街ですれ違う人間や、テレビの中の人間

ネットにいる人間や、その他全員、全てが、バケモノにみえる。

そんなことを考えている、ある日の夜、俺の目の前に、アイツが現れた。

おい、聞こえるか?

誰だ?どっから話しかけてる?幽霊か?

あー、聴こえるみたいだな。

今から迎えにいく。

はっ?意味わかんねー。

どうなってんだ。

そのわずか、一瞬の瞬間

俺は、墓場にワープした。

墓場?俺は死んだのか?

いや、死んでない。

お前は、まだ生きてる。

誰なんだよ。

お前は?

どっから話しかけてる?

わりぃー。わりぃー。

お前の目の前に、墓があるだろ?

その墓を動かしてみて。

動かしたらどうなる?ていうか、動くわけねーだろ?こんなの。

墓を動かしたら、お前が死ぬ・・・・。

なんてな。(笑)

普通は、動かねーだろうけど、お前なら動かせる。

ガガガガガガ

おい、階段が出てきたぞ

なんだよこれ?

そこの階段を、降りて

自分の感で進め。

運がよければ、俺と出会える。

運が悪けりゃー、力尽きて死ぬ。

じゃあー、運がよければ、また後で。

おい、意味わかんねー。

どうなってんだ。

何が起こってるのか、いまいち、よく分からないが、俺は、言われるがまま、階段を降り

自分の感を信じ、ひたすら進んだ。

謎の迷路を。

おい、聞こえるか?

よくたどり着いたな。

ここにたどり着いた人間は

お前が初めてだぜ。

ガガガガガガ

その瞬間、扉が開き

この世の生き物とは、とても言えぬ

謎の生物に俺は、出会った。

続く・・・・。

※この物語は、フィクションです。

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